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映画『アスファルト』の雑感

 ある友人の奥さんの勧めで、フランスシネマの『アスファルト』を観に行った。もう、半月以上前のことである。フランスシネマはBRなどに残りにくいので、映画館まで行って観た。ネタ晴らしはしたくないので、雑感を述べると、三組三様の話であるが、それぞれにメッセージがあった気がする。メインのところは誰にでも解る。問題は残りの二組である。NASAの宇宙飛行士とアラブの女性、これは解る。信じられない組み合わせの中で、それぞれに共通項を見付けるという設定だった気がするが、NASAの宇宙飛行士が言いたかったことの一番は、深い影の裏には強烈な光があるということだろうと推察した。この言葉は五木寛之の本の中のフレーズとして使われていたので、強烈というほどのインパクトがなかったのが残念である。一番解らなかったのが、車いすのおっさんと看護師との、その後の行く末だった。看護師は、車いすのおっさんの言葉を信じたのか信じなかったのかが不明なのである。他にも、様々なメタファー(隠喩)がスパイスとして効いている作品だったが、伏線の張り方といい、見事な映画であった。友人の奥さんは、是非、私に観てほしいということだったので観に行ったが、それだけの価値がある。ネット上の評価では、必ずしも星の数が多かったわけではないが、これはフランスシネマである。ハリウッドの映画の様に解りやすいものではない。気付く人だけに解ってもらえばいいという代物である。だから、私はヨーロッパ映画が好きなのだ。それだけ、考えれば考えるほどに、味わいが出てくるというところが嬉しい。

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