« 般若心経論 | トップページ | 忘れかけていた母の日 »

強欲ババア

 限りなくインサイダー取引に近い過程で株を売った親戚がいる。夫は銀行員。「一番高い値で売ってやったわよ」と自慢げに話していた。80年代のバブルの末期の話である。夫は死んでいた。葬式に参列した記憶がある。香典だけで1000万以上。長い葬式だった。あれから20年。一日に三回寿司を食いに行った伝説はともかく、子供が皆、駄目になった。長男は、私の母親の名前を出して、就職。課長になれなくてノイローゼになったそうだ。長女は長女で、大学時代遊び放題。『平安時代の貴族の恋愛感情について』みたいな題目で、卒論としたが書けずじまい。最後は親が書いたとか。それで留年。親のコネで入る予定だった銀行にも入れずじまい。不思議に思うのは、平安時代の~というテーマだったが、私だったら、小野小町の一首で始まり終わる。要するに、その兄姉は、コネを使って入ったに他ならぬ。私だったらプライドが許さない。妹は×2。世界中を遊び歩いた末のことである。子供は小学校留年。バグダッド大学を出たというダンナにふられた。いい歳である。祖母が6月10日に他界したとき、一番喜んだのは、一日に三回寿司を食いに行った強欲ババアである。葬式に入ったが、相続問題の時、私は、母に、その会には出席するなと言った。ハンコを押すなと。意地である。結局、因果応報の原則によれば、私の家系の血筋は絶えることになる。そうしたくはなかったが、やむを得なかった。お金というのは恐い。人を変える。幸せさえ見失しなければこんな事にはならなっかっただろう。ナムアミダブツ。

|

« 般若心経論 | トップページ | 忘れかけていた母の日 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521582/61565748

この記事へのトラックバック一覧です: 強欲ババア:

« 般若心経論 | トップページ | 忘れかけていた母の日 »