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ナメた大きな数

 中途半端な義理で両親のために塾に行くことになった。小学校四年生の時のことだ。まず、入塾テストを受けさせられる。国語の時間に試験監督だったおっさんは、「一切の質問は受け付けない」と言った。しかし、どうしようもない事が起こった。漢字の読み書きについての問題で、プリントミスにより、漢字が見えなかったのだ。当然、私は手を挙げる。「読めないんじゃあなくて、見えないんですけれど」と。慌てて黒板に筆写していた。この塾、大丈夫なのか?と私が疑ったことは言うまでもない。入ってからも下のクラスに入れられ、算数の時間に教師を待っていたら、見知らぬ講師が竹刀を振りながら入ってきて、「駄目な大人の真似をしたらいかんぞ」と通り過ぎる。『お前が一番駄目な大人なんじゃあねえか?』という疑念が湧く。遅れてやって来た算数の講師が、「大きな数って、こんなものかなあ?」と『2』という数字を黒板にでかでかと書く。『救いようがねえ』と思った私は、頬杖で遊びながら聞いていた。ガキだと思ってなめていやがると思ったからだ。すると、しばらくして、私に、「頬杖はやめろ」と本気で怒ってきたので、そいつの本性が現れたと思ったらビンタ。ナメた授業しかしないので、やる気も失せる。そんな時、千人規模の実力テストが行われた。私は全体の21位。その校舎では5位だった。すると、大人というものはずるいもので、速攻で私を上のクラスに入れた。何か納得のいかないまま通ったが、一年で辞め、別の塾にした。私はこの時、大人の建前と裏側を知った気がして嫌な気がした。代わって入った塾はもっと競争主義だったが・・・

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