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志望校知らず

 嘘のような話だが、お袋は、私が宅浪して大学受験に臨んだ際、志望校を全然知らなかったそうだ。「不思議と何とかなると思っていた」と言うので、開いた口がふさがらない。「本当に何も知らなかったの?」と聞いても、「志望校云々よりも、生活リズムをきっちりすることのほうが大切だと思っていた」との返事。確かに宅浪した場合には、朝型の生活を維持することは、非常に大切なので、私の場合は新聞の囲碁・将棋欄を毎朝考えてリズムをとっていたことを話したが、お袋はその事すら知らなかった。私の場合、現役の時に物理と化学が終わらなかったので、受ける大学に全て落ちた。浪人時代は理科をメインに、他の科目の維持に勉めた。基本的に暗記が嫌いなので、文系向きではないが、考える要素がゼロだと、まるっきりやる気を失う自分がいた。それでも、化学などでどうしても覚えなければならないことは、数日掛けて暗記した。基本的に勉強とは教わるものでは無いと考えていたので、自己責任のもと、宅浪した。宅浪しても春先は遊んだ。夏休みぐらいから勉強を始めたが、週に一日は何もない日を作った。だから、私は週単位の計画表を作った。勉強を始めて三ヶ月ぐらい経った頃、初めて志望校の模試でA判定が出た。ここで緩んで遊んでしまったのだから、私は馬鹿である。次の模試で寝てしまい、F判定をくらった。十二月の頃である。もう一度、気合を入れ直して、赤本を解いた。時間も設定して・・・母は、私が何をしているのかは把握していたらしいが、なんとかなるとしか考えていなかったそうだ。特に、宅浪して親にガミガミ言われるとたまらない。お袋に気配りを感じた。

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