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俺の好きな酒があって~

 『詰め将棋じゃあねえんだから』と思いつつ、三人に詰め寄られた私は、「参りました」と言って、一本だけ吸った。そして、「これでFORGIVEN状態だな」と話し、黙って吸った。悔しいことに、その旨さの極上なること極上なること、この上無し。はじけた会話がここから始まった。その頃には、一升瓶が三本は空いていただろう。時計などは気にも留めなかった。100億の男に一番なじめなかった友人が、「最初は、アイツは女癖が悪いとか言ったりして、非難の嵐だったんだ。でも、アイツはそんな奴じゃあ無い。長い目で観てくれっていっつも言っていたんだよ」と私の方を指さす。それも三回位。その度に、「ありがとうございます」と私に頭を下げる友人。「こそばゆいからよせ」と三回言う私。彼には確かに、女癖が悪い所があるとは感じていたが、学生時代から、人の長所を引き延ばし、短所を縮めて友人と接していた私にとっては、どうでもいいことだった。それがみんなに受け入れられたのは、途方も無く嬉しいことだった。彼が積極的にパンチを打ち続けた努力の賜でもある。その認めた友人は、みんなに、「どんな生き方をしようと変わらない。最終的にはこっちに行くから」と私の方を指さした。私は、確かに仏教を中心にいろんな宗教や自己哲学の塊の様な人間である。当然、金にはならない。しかし、人間にとって本当に大切な事とは何か?と毎日格闘している。一度、みんなに出家を勧められたこともある。「坊主の世界も俗だから」と言って、~今宵貴女がいて~俺の好きな酒があって~と歌い自分も俗である事を説明した。私は、坊主との問答では、大きく勝ち越しているのだ。そんな時、尿意を感じた。

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