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保険屋さんとの知恵比べ  その4

 新しい資料とは、私が死亡した後に、身内にお金が入るというプランだった。3000円と4000円の資料が提示され、説明を聞いていたが、内容はひどいプランだということだけは解った。内心では、『人の弱みにつけ込んだ、ひどいプランばっかり一方的に押しつけやがって』と腹が立っていたが、ポーカーフェイス。私は迷う振りをしながら、『ここが母を呼ぶ唯一のチャンス』とばかりに、「こればっかりは、母と相談しなくては何とも言えません」と言い、母に合図を送った。手はず通りに、紅茶とバームクーヘンを持ってきて、母が戸をノックしたので、「ちょっと話があるんだ。来てくれる?」と招き入れた。母が挨拶して、父のがんの時に世話になったお礼を言って、自分も『がん保険』に入っていることを話し、場が少し和んだが、保険屋さんは、転んでもただでは起きぬとばかりに、母に説明しだした。私は黙ってバームクーヘンを食べ、紅茶を飲みながら様子を見ていたが、母に軽く解説すると、母は、「折角ですが、私はいいですから」と断りをいれた。そして、それまで説明を受けてきた中で、最先端医療の現実などを説明してもらった。矛盾だらけのプランであることが露呈。私は、バームクーヘンを食べながら、胃がんで胃を三分の二取ったと言った保険屋さんが、どの様に食べるのかを観察していた。ものすごくハイペースで、私よりも速く食べ終わり、立ち去る際には、ペットボトルのウーロン茶まで、悔しそうな顔をしながら持って行った。私は静かに挨拶をして、見送った後、母に概略を説明。「あのねーちゃん、金勘定と相手の不安を煽ってばかりいた。バームクーヘンの食べ方を観ていると、胃がんになったっていうのも、多分嘘だろうな」と話した。何とも後味が悪く、不快な上に時間の無駄であった。たまには保険について、しっかりと見直した方がいいのかも知れない。

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