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『遅刻するまい』と思った時のこと

 大学一年の時には、体育の授業が週に一回あった。水曜日の朝一番だった筈だ。いろんな事をやったが、体育それ自体は好きだったので、楽しみではあった。ただ、出席が厳しく五回以上休むと単位が来ないことや、遅刻二回で欠席扱いになるという情報が春先から耳に入っていた。それでも、平気な顔で度々遅刻するメンバーは決まっていた。もちろん、私もその中の一人に漏れない。しかし、体育の先生の粋な計らいで、何度も救われていた。しかし、学年末になると、私の欠席数は、まともに数えると、2.5回か3回になっていることを手帳にメモしていたので一つも落とせない状況。もちろん、全部遅刻によるものだ。最後は体操の基本中の基本だったが、一回だけ、五分程遅刻。もう、授業は始まっていたが、それまでの先生は、遅刻しても、先生に申告すれば、途中参加させてもらえたが、その体操の先生は、遅刻したら、全く相手にしてくれない雰囲気で授業を続けていたので、遅刻常連組は、みんな、それを観ているだけで、参加させてもらえず、見学状態だった。授業が終わり、私以外の遅刻常連組は先生に遅刻の申請に行ったが、私はどうしても、申請する気になれなかったので、着替えを済ませ、黙って次の授業に向けて、歩いていると、ある友人が、「遅刻申請しなくていいの?」と聞いてくれた。私は、「五分であれ遅刻は遅刻。俺はあの授業に参加させてもらえなかったんだ・・・もう一年やっても構いはしない」と、覚悟を決めた、と同時に、次からは、絶対に遅刻するまい、と思った。その先生には、すごく大切な事を教えられた気がした。そうして、春休みに成績表が送られて来たのだが、不思議なことに単位が来ないどころか、判定は『A』。独り首を捻ったのは言うまでもない。

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