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一石七鳥

 ばあちゃんからの遺産が、勝手に決められた分配によって、振り込まれてきた。弟がお金のことで悩んでいる今、弁護士兼弁理士の友人が、「絶対に甘やかしてはいけない」と言うことを戒めとして、お袋にも口封じを命じた。カネのニオイすらさせるなと・・・苦渋の決断だった。その代わり桁が一つ少ない遺産金額は、全て家に寄付することにした。私もお金には困っているが、親父が建てたこの城を守れる。一匹目の鳥だ。また、弟の分はとっといてやれと話した。本当に困った時に小出しで出してあげろ、と。これが二匹目。私の経験からすると、棚ぼたのお金をもらっても自分のためにはならない。これが三匹目。欲を捨てて運を選ぶと、人生間違わないという自分の信念。四匹目。無茶苦茶な配分をした親戚一同にも筋が立つ。五匹目。腰がボロボロになるまで働いたばあちゃんのお金をどう使えばいいのか解らない。お針の師匠だったのだ。豪華な生地にもハサミを入れ、プレッシャーと闘っていたのだろう。親父が邪魔すると、よう、お袋に物差しで叩かれた、と言っていた。そんなばあちゃんの汗の結晶を使えない。六匹目。最後に、自分自身が、一番正しい使い方をしたと思えること。これが七匹目・・・しめて、一石七鳥。私は後悔していない。百年後を考えたらいい、棚ぼたやコネを利用した人間の子孫は、必ず滅びる。社会が許さない。買ってでも苦労をすべきなのだ・・・まさしくこれぞ、一石七鳥!!

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