« 岡本太郎の『明日の神話』について | トップページ | バベル BABEL 【WORDS】 の印象  その2 »

バベル BABEL 【words】 の印象  その1

 早めに座席に座り、待ちくたびれた頃に上演が始まった。私は、この演劇が何を物語っているのかを知りたくて、真剣に観ていた。まず、旧約のバベルの塔の話から始めなければならない。バベルとは、バベルの塔のことである。はるか昔、人類は統一された言語であったが、天にも届く様なバベルの塔を作り、神の怒りに触れ、言語をバラバラにされたという悲劇を根底に入れなければ、解らない・・・幕が上がり、天罰を受ける前の人同士のコミュニケーションの説明が入った。役者は様々な国の人々で、最初は、皆、正座していた。十数人ほどであろうか。テンポの良い、和風太鼓などのリズム。そこから、最初は、マイケルジャクソンのコンサートを観る様な見事な音楽に合わせたダンスが始まった。次に、日本人向けのアドリブなのか、日本人二人が、日本語で漫才をしていた。みんな笑っていたが、私には、それが『つかみ』だと認識する以前に、考えていたので笑えなかった。要するに、劇の中にコミカルな場面も、所々入れられていたのである。そうして、まずは、お金の話から始まった。ステージにある大道具のセットは、一つの立方体のフレームと五つの形の異なる直方体。『金が全てだ』という社会の中で、下働きをしている人、奢っている人、見事に大道具のセットと共に、それでは成り立たないという、強烈なアメリカ指導の資本主義への疑問を投げかけられた。強烈な皮肉の演技だった。これは、今現在、世界中の誰もが考えなければならない問題なのである。次のモデルは何なのか?ということを・・・続いて、宗教問題にも触れていた、というより、その時点では旧約以前の問題なので、あまり深くはツッコまれていなかった。テーマに合った大道具のセットの配置と動き方、見事。やがて、人々はバベルの塔をそれらで作り始める。

|

« 岡本太郎の『明日の神話』について | トップページ | バベル BABEL 【WORDS】 の印象  その2 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521582/60247183

この記事へのトラックバック一覧です: バベル BABEL 【words】 の印象  その1:

« 岡本太郎の『明日の神話』について | トップページ | バベル BABEL 【WORDS】 の印象  その2 »