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残暑の会 2014  その6

 「高野山には二回行った事があるけどなあ」と私は誤魔化した。隣の友人も、「その道を行くのも、一つの生き方だと思うぞ」と追い込みを掛けるので、「あのなあ、漱石の『草枕』のオチと同じで、この世に俗で無い場所は無いんだ。高野山の坊主どもだって変わらなかった。実家が寺だからとか、そういう理由で、得度を得るために我慢している奴ばっかりだった。比叡山も同じだよ・・・所詮、現実逃避しても、人には逃げる場所なんて無いんだ。そこで踏ん張らなきゃ行けないって事だよ」と話す。すると、向かいの友人が、「向いていると思うんだけれどなあ・・・」と言い、店長の友人が、「今の世の中、悩んでいる奴等ばっかりだぞ」と追撃。「うん、その通りだ。それに、神主にしろ、坊主にしろ、信頼さえ勝ち取れば儲かるぞ」と、隣の友人が言う。私は、「俺が坊主になったら、どうしても、堕落坊主になっちまう。飲む、打つ、女が好きだからな」すると、誰かが、「それでもいいんだよ。そういうオーラを持っているから・・・仮にアイツが坊主になってごらん(と店長の友人を指さす)、世の中終わっちまうぜ」とコメント。店長の友人は、明るく、「俺じゃあ、そうなるな」と苦笑しながら、「お前にしか出来ない事ってあるんだぞ」と励ましてくれた。私は、「俺は確かに仏教徒だけれど、世界には五大宗教があり、もっと細かく考えれば、恐ろしい数の信仰対象があると思う。そんな中で、一つの道だけを究める考え方って、矛盾している気がするんだ」と反論。そんなうちに、伝教大師(空海)の話へと移っていった・・・何事もまずは『一意専心』からだと解ってはいたが・・・

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