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親父の七回忌

 早いもので、親父が他界してから六年になる。今日は親父の七回忌だ。人間五十年と、敦盛では言うが、現代人にとっては充分過ぎるくらいの早死に。がんとの闘病八年の末に命を散らした。齢六十四。他界した時に、中・高・大時代の友人達が線香を上げに来てくれたことには非常に感謝している。ありがたかった。しかし、私は今年も喪中なのである。祖母二人を一辺に亡くした悲しみの塊なのである。皆が存命中の頃、私は迷惑の塊でもあった。だから、せめて両親には恩返ししようと、三十代は親父とお袋のために生きた。今でも親父の他界した時のことが頭にこびりついて離れない。親父ががんになって退職した際、ドンピンと花束を買ってきた。感謝の気持ちからである。旅が好きな人でもあった。私が旅立つ際に、いつも、「俺も行きたい」と言って困らせられた。今日は特別な日なのである。私と母と弟とで墓参りしようと考えている。お盆のど真ん中に産まれて、誕生日と同じ日に他界した。闘病生活の間、親父と酒を酌み交わしながら、毎日将棋を指していた。親父は教えてはくれない。けれど、言葉の節々で、大切な事を聞いた。親父が他界してからは、お袋の支えになろうと努めた。特に3.11の時には、混乱したお袋に手を焼いた。そんなお袋に、昨日、「親父からの遺言って、わざとグチャグチャグチャって書いて・・・ごめんな」だけだったんだよな、と話したら、「兄ちゃんが遺言書いてくれっていうから、父さんは心置きなく死ねたんだよ。兄ちゃんは親不孝どころか、親孝行をしたんだよ」と言われ、少しだけすくわれた気がした・・・これから親父の墓参りである。暑いので急いでいるが、身を清めてから行くつもりだ。

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