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やさしさのはき違え

 先日、FMを聞いていたら、『私の旦那は年下なんですけれども、料理を作ってくれたりしてとっても優しいんです』という様な葉書が紹介されていた。私が黙って聞いていたら、母が、「最近の若い娘は勘違いしている。本当の優しさというものを解っていない」と、吐き捨てる。気持ちが重々理解できた私は、「米を研ぐ時に、洗剤を入れて研げばいいんでしょ?って本気で言っている奴がいたぞ。そんなのばかりで、要するに地に足が着いていないんだ」と話した。ついでに、「苦労していないんだよ」とも発言・・・私は家事のうちで炊事だけが苦手だったし、長生きする気も無かった。しかし、悲しいかな、生きながらえてしまった。色々と考えた挙げ句に、『生きる』ために、炊事について、母に弟子入りした。母も喜んでくれている。基礎から教わり始めている最中だが、料理というものは、いい気分転換にもなる。何より、自分で作ったメシはうまい。母が勘で味付けしている時も、パン粉や小麦粉や香辛料を入れる理由や、肉などに火が通ったかどうかの判断の仕方などを必ず聞く。覚えるためにだ。料理を始めて驚いたことは、スライサーなど、便利すぎるものが多すぎることだった。短時間で出来るのだ。面白味さえみつかる・・・冒頭の男は、よっぽど仕事が出来るか、その逆の、どちらかだと思う。本当に家族のことを考える男ならば、家庭を大切にすることも重要だが、世間の荒波から家族を守らなければならない。男子、外に出れば七人の敵がいるというのが、この社会の実情なのだ。あるいはもっといるかも知れない。また、一方で、上に立ったら立ったで、いろんな人の生活を支えなければならない。責任とはそういうものだ。私も母も弟も、父の孤独を知っている。だから、『やさしさのはき違え』について、嫌な時代になったな、位にしか思わないのだ。

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