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今、若者はみんなアメリカ

 昨朝、寝ぼけ眼で広島原爆の追悼式をTVで観ていた。八月六日とは、私にとって特別な日である。さだまさしさんのアルバムをいつ買ったのかは覚えていないのだが、一枚だけ持っている。その中に、長崎原爆の悲惨さを歌った曲があった。かなり、リベラルな視点の歌詞であったが、原爆を憎む気合に満ちた曲であった。それを、あの、爽やかな声で歌われると、逆に恐い。STINGも原爆のことをオッペンハイマーの人殺しのおもちゃと批判している。さださんのアルバムで気になった曲がもう一曲あった。それがタイトルに書いた、~今、若者はみんなアメリカ、それも西海岸に、という曲でもある。アメリカに実際に一ヶ月以上いた私は、あの国のどこに魅力を感じるのかが解らない。確かに、何もかもが、日本とスケールが異なる。しかし、私が頭を痛めていることは、『モモ』という童話を書いた、ミヒャエル・エンデの言葉通り、欧米主体の、政治体制としての民主主義も、経済の仕組みとしての資本主義も、今のままでは成り立たなくなるのではないか?という危惧だ。この二つを世界中に強いているのが他ならぬアメリカ。けれども、アメリカの独り勝ちの時代は既に去った。地球上の皆で、新しいスタイルを模索するべき時なのかも知れない。そのためには、日本人が日本人としてのアイデンティティを、まずは外国から日本という国を観ることによって、若いうちに確立しなければならない。グローバリズム観も大切だが、私はアメリカを横断した時に、日本語が崩れている日本人を何人も観てきた。これでは駄目なのだ。アメリカが自由奔放な時代は、既に終わっている。変な憧れを抱けるほどの懐の深い国では無いのだ。

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