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母と弟と仏画

 弟も仕事に追われているせいか、営業の仕事をしだしてから、丸くなった。私は彼がいないと寂しいと思うようになった。口ゲンカをしても彼から折れるようになった。営業をやっているが、苦労しているんだな、と解る・・・このblogを始めてから、もうすぐ七年になる。このblogを初める前に、大学時代の親友の奥さんに頂いた仏画の話題になった。初めて弟がこの仏画を見たとき、中華街で同じ仏画の写真を見たことがあると言っていた。3.11の後、お袋が混乱した際、私は、「この仏画と問答してごらん」と話した。そうしたら、母が、「この仏さん、自分の心を照らし出してくれるね」と言った。私は、『やっと気付いたか』と思い、母はこの仏画によって救われた。それからというもの、母は落ち着きを取り戻し、毎日、お経を唱え、仏画と問答するようになった。母曰く、「この仏さんは、泣いているようにも、笑っているようにも、怒っているようにも、観える」と言うようになった。優れた仏像や仏画というものは、人の心に響くのだ。私も毎日対話している。自分の心を確かめるために。ところが、弟といったら、「この仏画を観ていたら、自分が見下されているように見える」などと言う。私は改めて、『こいつ、相当苦労しているんだな』と思ったが、「それは、お前の心が奢っているからだ」と話した。弟は怒りもせずに、「なんだかなあ、いっつもそう感じるんだ」と言った。すると母が、「この仏さんは自分の心の鏡なんだよ」と言ったが、弟は、譲らなかった。弟には信心が欠けていると思った次第。無神論者なのかも知れない。

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