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ゴルゴ13のキャラ立ちとタブー

 ゴルゴ13(デューク東郷)は高額な報酬を受け取って、暗殺などの依頼を引き受けるプロのスナイパー(狙撃手)である。一匹狼で謎に包まれている。最初の頃のゴルゴ13は、やたらめったらよく喋っているのに対し、巻を増すごとに言葉数が減り、最後には『・・・・』がやたらと多くなる。著者のさいとうたかをは、前回挙げた、背後に人を立たせない習性の他に、握手をしないという習性を新しい読者にどう説明するかで依頼者を利用する。また、ゴルゴ13が通称である事も・・・つまり、依頼者に全て話させるのである。余計な話は、「・・・・」で、ゴルゴは必要最小限にしか話さない。具体的には、ゴルゴが新聞の広告欄などで依頼がある事を知ると、依頼者を人気の無い場所に呼び出す。依頼者はそこにやってくるが、最初はゴルゴが見当たらない。ゴルゴは安全を確認して壁などを背に現れる。依頼者が驚き、思わず「ゴル・・・」と言いかけるが、大慌てで、「Mr.デューク東郷」と言い直し(ゴルゴ13は通称だから)、右手を突き出すのだが、また慌てて、「おっと、あなたには握手という習慣が無いのでしたな」と言わす。するとゴルゴが「要件を聞こう」とだけ言い、依頼人が事情を話す。その間、ゴルゴはずっと「・・・・」で、「(スイス銀行のゴルゴの口座に)入金を確認次第、行動に移る」と、これで依頼は成功である。このパターンが何度かあった。また、もっとダイレクトに、ゴルゴが握手をしないことをゴルゴ自身に、「俺は、利き腕を人に預けるほどの自信家ではない」と言わせたこともあった・・・ここで疑問に思うのは、上の二つの制約だけで、ゴルゴの生活は成り立たないはずである。だから、ゴルゴが食事をしているシーンなどを想像することはタブーなのだ。女を抱く時でさえ、騎乗位ばかりである(背後を取られないためにだろう)。

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