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月に祈る

 かつての戦国武将である山中鹿之助は月に向かって、「我に七難八苦を与えたまえ」と祈ったそうである。それだけ戦国時代は過酷だったということだ。しかし、現代でも、それは変わらない。私も同じ考え方である。自分を殺して生きているのだ。月に願わくとも、私の人生には艱難辛苦が待ち受けていた。少しながら克服しているうちに親父が死んだ。一番の理解者を失った。それからは形式的には、お袋を家長として持ち上げてきたが、実質的には私がサポートしまくった。お袋も女だから、滅茶苦茶言うこともある。そこをグッと耐えるのだ。そうして、時間を置いてから説教である。お袋は何も言えない。私が理路整然と文句を言うからだ。でも、お袋には感謝している。いつも旨い飯を食わせてくれて、足が痛い中、買い物にも行ってくれる。これには言葉が出ない。自分だって悔しい思いを何度もしてきたのに、私と弟のために生きてくれている。もし、私が早死にしたら、全財産(このblogも含めて)をお袋にあげるつもりだ。月・・・月と言えば親父の言っていた言葉を思い出す。親父は私が産まれる晩に、自分の場所に行って、父親となる自覚をかみしめていたそうだ。その時の、お月さんが満月だったんや、という話は死ぬほど聞いた。そんな親父もいなくなった今、私が母を支えなければ行けない。

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