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冒険家・植村直己さん没後三十年

 一昨日辺りに、NHKBSで、冒険家・植村直己さんの没後三十年北極の犬ぞり横断12000Kmのドキュメンタリーをやっていた。平成生まれの方には、ピンとこないだろうが、偉大な冒険家である。世界五大陸の最高峰登頂を人類で初めて成し遂げ、日本人で初めてエベレストの登頂を成し遂げた、偉大な冒険家である。植村さんが、明大の山岳部だということは知っていたが、大学から山登りを始め、身長も僅か158cmということは知らなかった。番組の内容は、主に、エスキモーの村で十ヶ月、北極圏での生活と犬ぞりの操り方を学び、二年に渡って犬ぞりで北極海の12000Kmのアラスカまでの冒険をしたことだった。-40℃の中での犬たちのふれあいと、孤独を描いたものだった。植村氏の本は、その後の冒険家達のバイブルとなった。私も、別の本で、冒険をするときの気持ちを綴った本を読んだことがある。そこには、植村さんの言葉として、『途中、何度も、何度も、引き返したい、帰りたい、という思いになることがあった。しかし、私の背中を押してくれたのは、妻の顔、後輩達の顔、スポンサーになって下さった方々の顔が浮かんできたからであった』と書いてあった。私が小学生の、30年前のことアメリカ大陸で最高峰のアラスカのマッキンリーの冬山に登頂し、下山中に行方を絶った。塾の先生が、クレパスに落ちたのだろうと言うほど、植村さんが行方不明になった時には、日本中のTVで騒がれた。懸命の捜索も空しく、植村さんは冬のマッキンリーに散った。当時の日本人は、植村さんを誇りに思っていたので、みんなが悲しんだ・・・あれから30年、早いものだ。植村氏は一人での冒険をしていたが、集団行動が嫌いな自分を、『社会人不能者』と言っていたようだが、人々の胸に、強烈な星として、今も生き続けている。また、40年前に植村氏が北極横断の偉業を成し遂げてから、北極の気温は、温暖化で、10℃上がり、北極海が全て凍り付かなくなったそうだ。今の人間達がやっていることは、北極海の資源争いである。その為のプラントを作り、スノーモービルで移動し、北極海航路ができれば・・・などと言っている。事態の深刻さを思い知るときが来るはずだ。

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