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中島誠之助が2億円をつけた日

 あれは、まだ、島田紳助が司会を務めていた頃であったが、『開運!なんでも鑑定団』で、あの、中島誠之助が2億円をつけたことがある。これには、私も驚いた。出てきた依頼者は、私の知らないプロの囲碁棋士で、若い頃、アメリカで手に入れた物らしい。世話になった知り合いに、給料三ヶ月分のカメラと交換したそうだ。面白いのは、その価値の解らないガラクタみたいな物と本当に交換してしまう無欲さである。普通の人ならば、カメラを取るであろう。しかし、その人はお礼も兼ねて、そのガラクタと交換した・・・そして、いざ、鑑定してもらうと、2億円。中島誠之助が、「私がこの番組に出だしてから、最高の物に出くわした」などと褒めちぎる中でも、その囲碁棋士は普通だった。無欲だからである。そして、「これをどこかの博物館にでも寄贈したいと思います」と落ち着いた口調で語った、と同時に紳助がその人の前に入り、(そんなこと言ったらあかんみたいなニュアンスで)必死にフォローを入れていた。この人は、本当に無欲なんだな、と感心。あんな人が出てくることもあるんだなあ、と考えさせられた。なぜなら、あの番組は、出てくるお宝を観るのは楽しいが、出演してくる依頼者の顔を観ていると、誰も彼も欲ボケしているのが気に入らない。そういうのを観ると嫌気が差す。骨董なんて、たとえ5千円でもいい。自分が気に入ったものを、ただ眺めているだけで充分ではないか。

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