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ばあちゃんの死 その6

 あのクソババア、やっと死んだか。という気持ちと実感が湧かない気持ちとの両方である。密かに涙腺が緩む。あんなクソババアでも愛おしいのだ。本当に実感が湧かない。ただただ悲しい。生前は瀬戸の島で嘘をついたり、ハッタリをかましていたらしい。それぐらい負けず嫌いな婆ちゃんだった。孫の中では、姓を受け継ぐ子が一番可愛かったみたいだが、私の名前も唱えてくれたそうだ。しかし、叔父さんの孫は不幸である。高校入試の前に爺ちゃんが逝き、大学受験の時に婆ちゃんが逝った。これでは集中できるはずがない。また、地方と首都圏の差も感じた。叔父さんは、一人っ子のその従兄弟に、苦労させるべく、一人暮らしをさせる様子である。いずれは叔父さんの後を継いで、広島に戻るだろうから・・・私は一言、母に言った。「同じ大学に通っていても、独り暮らしの奴の方が成績がいいんだぞ・・・大学にしか居場所がないからだ」と。就職の悩みがないなら、好きなことをやればいい。また、母は、「家のはエンジンに憧れて機械科行ったみたいですけれど、整備などの授業は無く、理論ばっかりだそうですよ。へこんでました」とも叔母様に語ったそうだ。「家のは現役の時、全部すべりました」と言った上で、「担任の先生が理科をやれと言う所、もう、一年は諦めています。今は英語の勉強が楽しくて仕方がないんです」と言ったそうです。と言って笑いを取りまくったそうだ。

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