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ばあちゃん危篤 その2

 車内で、そんな会話がなされた後、お袋は、ばあちゃんの所へと向かった。おばさんは席を外してくれて、ばあちゃんと二人きりで会わせてくれたらしい。ばあちゃんは肝臓がん」と胃がんを患っていて(親父の経験もあったので)、多分、ホスピスに入っているのだから、死んでもいっておいで、とは語った。このばあちゃんが、昔、家の飼い犬のことを、畜生と呼んだので、私が、あんたは地獄道に落ちている。と言った。無論、私も落ちる気である。しかし、ばあちゃんに会った母も、「私も65歳、いつ死んでもいい覚悟は出来ている。おかあさんは88の米寿まで生きたんだからね」と引導を渡したそうだ。本当に愛しているから、そういう事が言えるのである。私も同じ気持ちだ。そうして、許可を取った上で、チョコレートを食べさせてあげたら、たいそう喜んだらしい。お袋も親孝行できたな、とその話を聞いて思った。私ごときがうんぬん喋る資格はない。

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