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『ちゅらさん』を観て

 Hospitalが病院を意味するのに対し、皆さんはHospiceという存在をご存じでしょうか?皆さんと同じく、私も『ホスピス』について、親父の最後の入院の時まで知らない存在でした。ホスピスとは、マザー・テレサが設けた様な、『死を待つ家』なのです。当時のインドでは、カースト制度もあり、道端で死んで行く方をマザー・テレサは嘆いたそうです。そんな中、マザー・テレサが手がけた、『死者が待つ家』というものは革命的な存在だったそうです。しかしながら、現時点での日本のホスピスの存在というのはどういう存在なのでしょう?皆さんの普段の生活からは、想像できない内情があります。インドでホスピスが出来たことは革命だったのでしょうが、現在の日本人が、『死を待つ家』に入って、どれだけの人がまともでいられるでしょうか・・・私の父も何度ものがんとの戦いの中で、当時の小泉政権の元、病院からホスピスへと移る事になりました。しかし、母が各地のホスピスを観て歩いて、『こんなに陰気な場所に送るわけにはいかない』と溜息をつきながら、私に話しました。ホスピス独特の陰のあるムードが気に入らなかったそうです・・・私は、今やっている『ちゅらさん』しか観てはおりませんが、看護師や医者が、『これでよし』と言うほど甘い世界では無いと考えます。人一倍辛い仕事だと・・・私の親父の臨終の日、親父が一番信頼していた看護師さんは、数珠を握ってくれておりました。看護師というのは、患者さんの治癒した笑顔を観る仕事だと思いがちですが、それに伴い、患者の死を受け入れるだけの覚悟が必要なのです。数珠の看護師さんは、長い経験から、親父の最後の日を解っていたのです。

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