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二十年ぶりの飲み・・・朝帰り その4

 「あのな、うちの親父は原子力技術者だったんだ」と言い、続けて、「今、原発反対の運動が起きて、作家の大江某とかが調子に乗っているけれど、この国から原子力技術者がいなくなったら、どうなると思う?うちの親父は半月で核作れるって言っていたぞ。それに、そもそも、原発を解体する技術者がいなくなってしまうんだよ」と語った、そして、「親父はお国のために死んだんだよ」と話した。友人が黙っていたので、続けて私が、「親父は会社の中では、溶接が専門で社長賞も人に譲るぐらい取ったし、そのお金は家庭に入れず、部下や、現場の人達の飲み会の時に使っていたらしい。そしてな、親父は原発でトラブルが起きたときに、出張に行ってた。親父が来たのが解ると、騒がしくなるから、昼間は車で寝ていて、夜に出動したらしい・・・部下連れて行ってんだから、真っ先に入るのが親父の性分や。福島第一は、親父が入社する前から在ったし、親父のメンテナンスしたところは、全部、大丈夫だった。だから、ガイガーカウンターに引っかかって、シャワーを何度も浴びた話を聞いたことがあるよ。現場で最も信頼していた人は、骨のがんになった。親父の右腕の人だったけれど、多分、ストロンチウムを浴びすぎたんだよな・・・」とまで言ったら、彼は黙っていた。親父は本当に、お国のために殉死した様なものなんだよ。と語ったら、彼は、「連れションして、店代えるか」と言ってくれた。連れションしている間も、台風のことが気がかりだった。

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