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天文学と東洋思想

 私は星を見るのが好きな少年だった。天文学をやれたなら、どんなに幸せだったろう・・・私の通っていた高校は、高二から文系と理系に別れるシステムだった。だから、高一の時に、適性検査という物を受けさせられる。私の結果は、応用化学、航空宇宙、機械工学の順であった。化学なら解るけれど、応用が付くとどう変わるんだとか、不思議の一点。気合を入れて、航空宇宙に進もうかと思っても、理系で一番人気のコースであるし、本気でやりたいのなら、東大に行くしかなかった。その中でも勝ち抜かねばならない。航空宇宙の分野で、虐げられた日本の現状を考え、これは面倒だ、と思った私は、結局、どこに行きたいのか解らなくななる。ただ、数学が好きだっただけで理系に進んだ私にとって、自分の将来が専門化されてゆくことに怖ろしさを感じていた。私は、幅広く学び続けたかっただけなのである。様々な理由で、そうも言っていられなくなった、私は、一浪した時に、機械工学科に行くことを決めた・・・それは、エンジンというものへの憧れで、中三の時に一週間で教科書どころか、親父の本棚にあった専門書まで読んだ時の感動からである。第一志望の大学に合格したときは嬉しかったが、そこでも、より専門化が進み、嫌気が差し、大学一年の時から続けていた、広い視野での人生勉強を繰り返していた。いろんな方とも話した。当時の新宿西口に行ったこともある。バイトもジャンルを選ばずにやった。大学で何を勉強しているのかを知るために、勉強に必死になった時期もある。そんな折、友人から借りた一冊の本がきっかけで、人生観が180度変わり、修行不足だが、自分を肯定できると同時に、当時やっていた学問に疑問を持つ様になって、通学時や実験中、暇があれば本を読む様になった。思い切って大学を辞めて、東洋思想やお経に目を向ける様になると、そこでは、自分のやりたかった宇宙論についても書かれていた時のショックったりゃあありゃあしない。時には旅に出て、いい坊さんと出会えると幸せだった。ほんの5%位ではあったが・・・

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