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「叔父ちゃんのマンション凄いね」・・・

 私が小学校一年生で、弟が幼稚園の頃か、昨日も書いた様に、夏休みには母の実家がある瀬戸の家に帰省していた。父は仕事があるので、お盆休みが終わる頃、親は帰って行った。私と弟は、夏休みの終わる前まで、おらしてもろうていた(いさせてもらっていた)。いざ帰るとなると、婆ちゃんがとんぼ返りするために、始発の新幹線に乗るという。爺ちゃんにお礼を言って、前の日の夕方に、広島に住んでいる母の弟に当たる叔父さんの所に泊めてもらうこととなった。おじさんは当時、独身で、ボロアパートに住んでいたのだが、私は入った途端に、「叔父ちゃんのマンション凄いね。お風呂まで付いている」と本気で言っていた。叔父さんが、照れくさそうにしていたら、弟が、「うわぁ~写真(ポスター)が一杯貼ってある。あの人達、みんな叔父ちゃんの彼女なの?」と駄目を押してしまった。叔父さんは、「ネズミがでんように、ああしとるんじゃ」と、なんと言っていいのか解らない表情で応えてくれた。夕食は済ませていたので、後は寝るだけだった。祖母と叔父ちゃんと、兄弟二人で川の字になって寝た。午前4:30ごろ、婆ちゃんに起こされて、叔父さんが駅まで送ってくれた。後に母に聞くと、「あのボロアパートをマンションって言ってくれたのは、後にも先にも、あんたんとこの子だけだよ」と笑い話になったが、私は、その頃はまだ判別がつかなかったのである。その叔父さんは、すごく人のいい方だ。今、働いている会社の重役の娘さんがアタックをかけてきたらしい。叔父さんは一軒家の主となって、幸せに暮らしている。

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