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返事の無い塾

・私が中三から通っていた数学塾に、初めて行ったとき、いくら、インターフォンを押しても誰も出てくることが無かった。前もって連絡を入れてあるのに、おかしいと思った私は、怖々と、ドアを開けた・・・誰もいない。靴を脱ぎ、大量にあるスリッパの中から二つ取って、玄関から上がった。もう一度、大声で、「すいません。誰かおられませんか。入塾希望の者です!!」と言ったら、怖い顔をした、おばちゃん先生が出てきて、「今、授業の途中だから、あなたも入りなさい」と言われた。教室に入って驚いたのは、壁一面が黒板で、先週、当てられた問題を、生徒達がプレゼンしていたことだった。周りはみんな年上で(私が私立に通っていたからだ)、自己紹介の暇も無かった。それから通うことになったのだが、生半可な塾では無かった。週一回四時間、年上のクラスに入れらるんだから、当然、私が叱られ役となる。女の子には甘いが、入りたての男は、みんなの前で、ボロクソに言われる。いわゆる根性試しである。それに耐えられなかったら、早い男は一日で、遅くとも一ヶ月後には辞めていた。私もボロクソに言われたが、塾の仕組みが面白かったのと、数学が好きだったことと、学校こそ違えど、同い年の私立の友人がいるから続いた。自分も一丁前の答案を書こうと、他の人のプレゼンをじっくり観察し、頭に叩き込んでいた。根性試しにも勝った。今の子供達は、先生から叱られ、先輩からイヤミを言われたら、直ぐに親が直訴に行くという。そんな生半可な気持ちでは、何者にもなれない。我慢の末に辛抱がある。私は三年かかったが、当時の一つ上の連中共を乗り越えた。すると、理系ハイクラスというのがあって、私立(公立一人)ばかりの生徒を集めた講座で、再び、ショックを受けた次第である。

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