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我が家のがばいばあちゃん (その9)

・私は感激してそうなったのだが、ばあちゃんが、「どうした?ホームシックにでもなったのか?」と三度聞いてきたので、声に出来ない私は、紙と書くものを要求した。興奮押さえやらぬままに、『ばあちゃんと逢えてよかった・・・』と筆談した。ばあちゃんは何も言わなかった。そして一息つくと、「ちょっと出かけてくる。電車には乗らないから心配無用」と言って、駅までの途中にあるベンチで六甲山と空を見上げつつ、『世の中に、あんなすごいばあちゃんが身内におったのか』と、完全にK.O。阪急六甲駅のスーパーで、まず養命酒を買い、地酒を買い、冷蔵庫が一杯になるように食材を確保。それから、嫌々、花屋に行き、植木鉢付きの花を買った。そうして日の暮れる頃、帰宅し、まずはばあちゃんの冷蔵庫に食物を補充。ばあちゃんに、気持ちで養命酒をあげたら、また一万出そうとしていたので、「受け取らないよ。あれは気持ちだから」と言っても、「これも、ばあちゃんの気持ちや」と言って引っ込めなかった。収拾がつかないので、仕方なく、「じゃあ、これは弟にやる。金運のお守りとして」と言って受け取り、後日、確かに弟に渡したのだが、現在、行方不明・・・ばあちゃんは、私が何か作ろうとすると、昼食と同じ、「さけでええ」と言う。「何で?」と聞くと、「あのさけがくさってしまうがな。それにな、この台所の地下には食料品、ぎょうさん蓄えておるでな」と言って、晩飯も、ばあちゃんと一緒に食べる。二階の兄貴夫婦に花をやったところ、大慌てで,へんてこサラダを持ってきた。嫌々頂いていると、ばあちゃんが、「あれ、今日、買い物に行ってへえからんやで」と言った。私は、ばあちゃんの肩を叩き、手のひらの上を指さし、ひっくり返した。ばあちゃんは、笑い、「あんた、かしこいなあ」と言ってくれた。茶碗などは私が洗ったのは当然である。

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