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勝負弱いおっちゃん

・将棋は小学校一年で、碁は二年で、麻雀は小学五年の時に、親父から伝授された。前にも書いたが、小六の夏期講習から戻ってくると、面子が揃ったと言って、家族で喜ぶ様な家である。いっつもみんなで待ち構えているのである。当時の一日の小遣いが、昼食費も含めて千円であった私にとっては、十円でも負けられなかった。なので、友人がバスの中で井上靖を読んでいても、私は麻雀の攻略本を読んでいた・・・中学に入り、親父が会社の人達を我が家に招き、大麻雀大会が二度ほど行われた。みんな、飲みながら、徹夜で打っても平気だったが、三日目の朝には、三人だけが残り、「これじゃあ、サンマで打つしかねえか」という人がいる中、親父から私に命令が飛んだ。「お前、入れ」と。面子の中の親父の部下である一人の人が、「もう、これで本当に勘弁して下さいよ」と言っているのを聞き、ここはチャンスや、と思った。逃げに廻ったギャンブラーは、尻の毛までむしられるのである。いざ、打ち始めてみると、私にいい手が来たので、リーチを掛けると、そのおっさんが見事に振ってくれ、裏ドラまでのり、ハネ満となった。その時のおっさんの悔しそうな表情は、今でも覚えている。次に何局かアガリが無い中で、私はトイ面のおっさんが、ダマでテンバッている気がしたので、降りた。すると案の定、泣き言をいっているおっちゃんが見事に振り込んだ。最後のトドメは、親父がそのおっちゃんを飛ばして終わった。私にとってはいい小遣い稼ぎになった次第である。

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