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雪舟の龍の絵

・東京の上野で雪舟展があるというので、昔、行ってみたが人だかりが、かなりうるさかった。その一週間前に友人の店の常連客で、ある人に聞いたのがきっかけであるが・・・その人は家族サービス位ののりで、映画でも観ようかと上野まで繰り出したのだが、雪舟展の話を聞いて、そちらに乗り換えたそうである。「雪舟の龍の絵を観ていると、背中に彫り込んでもらいたかった」というようなギャグを飛ばしていた。それから私も観に行ったのであるが、龍の絵を見た瞬間に贋作だと思った。同時に、彫り物とするには、質が低いとも思った。国宝の『天橋立絵図』は、間違いなく真作だと思った。見た瞬間に、全身に電気な様なものが走り、他の策貧全てが、贋作に見えた。もちろん龍の絵もである。しばらくして、友人の店に行った時、その人と会った。私は、「雪舟展観てきました。でも、あの龍の絵は贋作だと思うので、背中に入れるのは、ちょっと考えてからの方がいいですよ」と、思い切って言った。意外な顔をされたが、正直にものを言った。私の内心では、国宝の『天橋立絵図』以外は、ことごとく贋作にしか見えなかった。雪舟といえば、寺に預けられていた頃、粗相を犯し、寺の柱にくくりつけられたと聞いたが、涙を足で書いたことが有名なエピソードである。しかし、老人になっても、猫一匹、満足に描けないと言って死んでいった。本物の職人さんとは、そういう姿勢でなければならない。

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