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行脚々々

・昔、私が歩きの旅で、行脚を行っていた所、様々な人たちと出会い、様々な体験をして、いい修行となった。野宿をしてもよかったのだが、毎日々々、30Km~40Km歩いていたら、安宿にでも泊まりたくなるというものである。駅のある場所ならば、インフォメーションセンターで聞いてみたり、タクシーの運ちゃんに聞いてみたりしたものである。そのとき私は坊主頭にしていたのだが、愛知県の豊橋駅そばの安宿はひどかった。私のことを坊主と勘違いしたのか、宿の仏間に通され、仕方が無いので、得度を得ていないことを話してから、『般若心経』を読経した。その代わり、洗濯させてもらった。仏前で読経する際、冥界を相手にする気分で、プレッシャーを感じた。そういう道(仏門)を選んだならば、慣れで読経するのは間違っている。必死で読経してもらわなければ、つじつまがあわないというものだ。堕落坊主にはそういう心構えというか、感性が欠けている。そういったナマクラ坊主には、それ相応の、正にバチが当たるであろう・・・今年の正月に、弟一家が遊びに来た時、親父や先祖達の霊の鎮魂のために、みんな仏間で線香を上げてくれた。シメに私が気合いを入れて『般若心経』の読経をした。それから、夕食が始まったのだが、弟のかみさんも、母も、「ナマクラ坊主に頼むよりかは、お兄さんが『般若心経』を読むだけで、充分なんじゃあないですか」と、金儲けに走っている坊主どものことを、手厳しく語っていた。

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