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県名人の弟子の弟子

・浪人することになり、私は宅浪することに決めた。現役で合格した友人達から、参考書を何冊も貰い、勉強していた。浪人と言っても、ガツガツ勉強するタイプではなかったので、時々親父と碁を打って気分転換していた・・・親父は碁にのめり込んでいた時期があったそうで、現に親父の友人が、県名人になったりもしていたそうである(真っ先に電話を頂いた)その人も大学に行ったのだが、いざ、碁の勝負となったら、教授が頭を下げていたらしい。親父も、その人から碁を伝授され、全盛期でアマチュア初段ぐらいであったらしい。私も小学校の二年生の時に、親父から囲碁を伝授され、一番調子のいい時で、置き石が三つという具合であった・・・一方将棋では、私の方が強かったが、がんになった親父と指す時には、あえて、酔って指した。親父の将棋の駒組みは、矢倉と右穴熊しか知っていなかった様子だったが、私は一切研究はしなかった。負けるのは悔しいが、余命少ない親父に、あえて、威張らしてあげようと思ったし、それで親父が病について、うさ晴らしできるのなら、それでもいいと思ったのである。

・私の浪人時代、新聞の囲碁・将棋欄を読むのが日課だった。勿論、親父との対戦の為である。しかしその頃は、実力差が激しく、親父と碁を打っても、負けまくっていた。打つ時にはしらふなのだが、受験生にもかかわらず、就寝の時には白と黒のパズルが脳裏をよぎって、眠れなかった。仕方がないので、冷蔵庫から親父のビールを拝借して眠りに就いていた。多分、親父は気付いていたと思うが、黙っていてくれた。

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