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赤線

・大学二年の時の英語の授業で、ヤクザやらに騙されて日本に連れてこられて、売春をさせられているという記事を読んだ。実感こそ湧かなかったが、夏のとある日、友人に繰り出されて夜の街に繰り出した。私達は、いたずら坊主のように、その街を観察していた。いわゆる『赤線』というやつだ。通りを歩いていると、店頭にピンクのネオンが光っていた。入り口には女将が立っており、怪しい雰囲気に満ちていた。嫌気が差して、友人と一気にそこを通り抜けたが、何か申し訳ない気持ちで一杯だった。その後、くぁぞいの道を歩いていたら、前方に二人の女の気配を感じた。私は嫌な予感がしたのだが、夏ということもあり、すれ違いざまに、私の半袖の左腕を掴まれ、座り込んだ女がいた。反射的に殴ろうかとも思ったが、座り込んでいるその女の目を観ると、私では無く、もっと遠い祖国か何かを見ている目だった。一瞬で申し訳なさの方が溢れ出した・・・その女はイカれていたのだ。一緒に歩いていた女が、真剣に私に詫びを乞うたが、私の方が謝っていた。友人も私の対応を観て、黙っていた。複雑な気持ちだったが、申し訳なさの方が強かった・・・あの子はきっと、故郷の恋人のことでも考えていたのだろう。そういう女を喰いものにしているエージェントというものが許せなかった。

・日本がいくら先進国になったとしても、こういう事例がある限り、後進国なのだ。現在でも、キャバクラで働きたいという女子大生などが絶えないのも問題である。そりゃ、みんな金は欲しい。しかし、そこで安易に決めずに、自分の人生も考えてみてほしい。もしも自分が母親となって、娘がキャバクラで働いていたら、ショックではないのか?構いやしない、と言うならば、そいつに親になる資格は無い。もちろん、男にも責任はあるが・・・

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