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接待合コン

・英会話スクールで弟分がいた。そいつの大学は九割以上が女子と聞いた。ある時、その弟分が、私を頼りに、翻訳をしてくれと泣きついてきた。とりあえず、原稿に目を通したところ、私は、それが、コレラ菌についての物だと解ったのだが、専門用語が全然解らなかったし、研究が忙しい時期だったが、訳してやる代わりに合コンを要求した。そして、「専門用語が解らないし、どうせ学校中の連中が写すんだろ?だから、『A』は保証できないけれど、『C』なら保証できる」と言った。弟分は、「全然かまいません。その条件も呑みます」と言って、私に和訳を依頼してきた。私は研究室などで、少しずつ訳していたのだが、案外すぐに出来上がった。再び英会話スクールで会った時、テーブルに訳をバサッと置いて、「専門用語はお前らで訳せ」と忠告した。弟分は、訳が出来ただけで喜んでいたが、内心では『こんなのできなくてどうするんだよ』と思っていた。後で、そいつに、「単位きたか?」と心配して尋ねたら、「いやぁ、みんな『B』でしたよ」と言うので、「百枚くらい同じ答案があったら、まず『A』は取れない」と、半分ワビを入れたのだが、弟分は、「『B』でも単位が来ただけで大満足だと、うちの学年連中、言ってましたよ」と言っていたが、『コイツ甘めーな』と思ったと同時に、今度は私が報酬を受け取る番だった。当時、面倒を見て頂いていたM2の先輩達との接待合コンを考えていた。

・とある駅で、待ち合わせをした所、すぐに弟分の姿に気付いた。接待合コンだったので、六対六の巨大合コンになってしまったのだが、店の手配等は、弟分がしてくれた。まず、先輩に、思い思いの席に座って頂いたのだが、その後、私はサワーを20杯くらい一気させられたりとか、食べ物をモグモグさせられて、意識が吹っ飛んだ・・・だが、決して合コンなどの場に於いて悪いことはしていない。「今日は帰りたくない」などと言う女の貞操観念を疑うからだ・・・それ以来、学祭の時季になると、先輩に一言、「出張に行ってきます」で通る様になった。

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