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親父の本当の十八番の歌

・未来に希望を持てる曲として、曲名は忘れたが、『きっと、想像以上に、騒がしい未来が、僕を待ってる♪』という、スピッツの歌を、風呂場で歌っていた。風呂から上がり、下着を着て、居間にいったら、「あんたも脳天気だねえ」と言われながらも、お袋が話を始めた。お袋が、カラオケで、親父に全部、自分の十八番(おはこ)を盗られた話だった。私もカラオケに行った友人の曲を歌をすぐに覚えるという現象と同じだと思った。いざ、親父達とカラオケに行ってみたら、始めは北島三郎などの演歌を歌っていたが、お袋の歌まで盗ってしまい、お袋は歌う曲がなくなってしまった。でも、お袋は黙っていた。そんなお袋に、井上陽水の曲を紹介した所、いい曲だと、乗り気だったが、いざマイクを持つと、全く歌えなかったらしい。かし、同じ陽水でも、親父はだみ声で『少年時代』まで歌っていたので、母を不憫に思い、あの、糞詰まりの様な声を出す、中島みゆきの『時代』や『わかれうた』を紹介した・・・しかし、親父の本当の十八番は、『五番街のマリー』だった。昔に別れた女の様子を聞きに言ってくれ、という渋めの曲だった。親父がカラオケに行けた時期、親父がその歌を歌う度に、いっつも親父をからかいながら、親父の青春時代を思った。

・昔、音楽の専門学校に通って卒業した奴と、話をする機会があったのだが、酔った席で私が、「俺、歌詞書くから、お前曲書け」と言ったら、「専門的に作曲するんなら、五万は取るぞ」という返事が返ってきたので、「お前に詩の世界は解らん」と言ったら、「お前も、音楽のことは解らないだろ?」と言われ、「お前の人生、そんなに高いものなのか?」と言ってケンカになり、お互いのプライドのぶつかり合いになった。

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