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ある友人へ・・・

・ (つづき)ビアガーデンで、TOTOに勤めている友人に、奥さんとのなれ初めを聞いた。そこには彼の人柄が溢れていた。また、もう一人の友人に聞いてみると、「実はシナリオライターのスクールに通っていて、知り合った。でも、今、お互いに夢破れてって所なんだよね・・・」と語ってくれた。私もシナリオに興味があったので、「ト書きとかは、俺の場合、すごく長くなっちゃうんだけれど、本来はどうなんだ?」と聞いてみた。すると、当たり前なようかも知れないが、彼は、「それも、書く人によって異なるから、一筋縄ではいかないんだよな」と教えてくれた・・・ビアホールに一時間強、滞在してから、「家路につくか」という感じになった。シナリオライター志望の友人が、私と帰りの電車が一緒だったので、自分の場合と照らし合わせながら、いろいろと話して帰った。私が、「俺なんか、よっぽどのことがない限り、ビール片手に書いているけど」と言ったら、彼は、「アルコールが入っちまうと眠くなるから、ノンアルコールビールを飲んでいるよ」と言ったので、頃合い良しと思った私は、「俺は、不遜ながら、毎日blogを書いているけど、君は最近はどうなんだい?」と切り出したら、彼は少しの沈黙の後、「最近は何の為に書いているのかが解らなくなった」と言ったので、何かアドバイスが出来たら良かったのに、情けなくも出来なかった。ある奴は、読んでくれる人の為、などと応えていたが、それでは返事にならないことくらい解りきっていた。結局、上手い答えが見つからないままに別れたのだが、この問題は、長い間、私の胸の内でくすぶっていた。そうして、私が見付けた答えは、漱石の『草枕』の頭にあった。それは、『美術や芸術という様なものは、この世知辛く、暗い世の中の人々を少しでも明るくするだけでも偉いことだ(筆者記憶)』また、それらは教養の母にもなるし、結局は、そういうものが文化史を作るのだと思う。それが、現在の私が彼に話せる言葉のひとつである。

・彼とは家も近いし、久々に飲みに行きたいなあ。

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