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『もう数学なんていらない』

・十年ぐらい前に、数理科の友人が我が家に遊びに来てくれた際、本の話になった。すると友人から、インチキ作家の曾野綾子が、『もう数学なんていらない』という本を出していたことを聞いた。私は即座に、「そんな事を言っている奴に、文明の恩恵を受ける資格なんてないぞ」と文句を言った。文明というものは、数学やら、哲学、物理学などの、新たな発見に基づいて、時代を経て新たな発明や発見というものに結び付いて成り立っているのである。それ故、新たな発見などをした数学者達などの多くが、冷や飯を食ってきたのだ。時代に理解されず、人々に無視され、孤独の中に死んでいったのだ。その偉人達の功績を無視しがちなのだが、それは、文明史を知らぬ人であるということである。曾野綾子の別の本を立ち読みしても、三十秒で本棚に戻す様な、軽い本ばかりだ。文才も感じられない。自分が数学に太刀打ちできなかったというコンプレックスの元で書いた本なのか、全くナンセンスな考え方である。文明というものが、数学をはじめとした、学問から成り立っているのに、それを根本から否定するならば、その人は、文明の恩恵を受ける資格が無いことは明白である。少なくとも、曾野綾子先生にはその資格が無いのだから、私の思いつく限りで、日本を出て行き、シベリアの僻地かヒマラヤの奥地にでも行ってもらわねばならない。先生が書いた本は、紙の無駄というものである。偏った考え方をブチ通すなら、引退をお勧めする。

・楽しがっている奴も、ゆき過ぎれば堕ちる。悲しんでいる奴は、通り過ぎれば幸せになる。皆が皆、幸せになる世の中なんて、所詮、幻想なのだ。

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