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Call to him

・塾講師時代の教え子で、中二から英語を教え始めた男の子がいた。私は、その子が、いずれ、高校、大学へと進んで行くうちに、どんな教師にも付いて行ける様に、徹底的に文型から叩き込んだ。最初はなかなか正答する確率が低かったが、中三の頃には、文型も品詞も当てる様になった・・・私が文型から教えたのは、どんな文法書でも、五文型の説明から始まっているからである(それ以外は、皆、駄目だ)。また、品詞が解らなければ、中学生に『to不定詞』や『動名詞』の根本的な説明が出来ないのである・・・その子が中三の時、模試を受けた際に、『彼に電話を掛ける』という所を『Call to him』と書いたら1点減点されていた。私が『ジーニアス英和辞典』で調べた所、そういう表現もあると書いてあったので、よっぽど文句を言おうと思ったが、彼に一週間待たせることにした。その間に、帰国子女の友人で、一回でToeic満点という友人に聞いた所、「『電話を掛ける』という表現で、『Call to him』とは、まず使わないぞ」と言われ、「ジーニアスにはそういう表現もあると載っているんだけどなあ」と応えると、「アメリカ英語では、まず使わないんだけどなあ」と教えてくれたので、礼を言い、次の週に、教え子にその旨を伝え、「ここで1点損したおかげで、一生涯忘れられないじゃないか。『損をして得を取る』とはこういうことだ。我慢してくれ」と諭したら、その生徒も、「解りました」と潔く応じてくれた・・・彼は高校入試の時の英語で満点を叩き出してくれた。それでも、一番上の高校には行けなかった。ハッタリ野郎が数学担当だった為である。私は彼に、「寧ろ鶏口となるも、牛後となるなかれ」と言って励ました。

・その生徒に、私のジーニアスを持って行き、「どこでも好きな所をめくれ。必ず赤線が入っているから」と言ってめくらせたら、思いっきり白いページが出てしまった。あれはカッコ悪かった。

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