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ポルトガルのタクシーメーター

・十五年前の秋、ヨーロッパに行く際、アエロフロート(ロシア航空)で行った際、乗り換えのためにモスクワのホテルで一泊したのだが、ビザが無かったので、夜に着いてから、次の日の夕方迄、軟禁されている様なものだった。荷物はホテルには持って行ってはならないと言われ、空港に預けることになった。ホテルとはいえ、出てきたのは、ブレックファーストだけだった。幸い、友人のアドバイスでカロリーメイトを持っていたので、なんとかなった。翌日、ポルトガルに向かう便に搭乗し、フライトが始まると、隣の席に、カザフスタンの貿易商で、ポルトガルにワインを買い付けに行くというおっちゃんが、クラッキーチョコとウオッカを分けてくれた。言葉は解らないのだが(英語が通じながった)、ウオッカを皆で廻し飲みしているうちに、みんな仲良くなった。そうなると、もう、ポルトガルまでは、すぐだった。飛行機を降りて、空港で、おっちゃんと握手をして別れた。空港で自分の荷物を見ると、ザックにくくりつけていたコートが盗まれていた。他の所は小さな錠をしていたので、無事だったが、もちろん、バッゲージクレームに行き、モスクワの空港で盗まれたことを話し、書類を書いてもらった。大分時間が掛かってしまい、夜中になってしまった。夜に着くことは解っていたので、その日だけ、宿を取っていた。タクシーに乗り、運転手さんと話していたら、二十分ほどで、ホテルの前に付けてくれた。タクシーメーターを観たら、『5821』と書いてあったので、「高すぎるよ」と言うと、「深夜料金だから仕方が無いんだ」と言って、「千二百八十五エスクードだよ?」と言われ、日本と異なり、ポルトガルではメーターを右から読むのか、と察し、「日本ではメーターを左側から読むから、勘違いしていたよ」と笑って話したら、運転手さんも笑って、私が料金に、チップを上乗せして渡した所、「OKだよ」と言って、荷物をフロントまで運んでくれた。この後、ヨーロッパを40日ぐらい放浪するのだが、初日から、いきなりカルチャーショックを受けた次第である。

・続けるというのは大変なんだ。川が流れる様に、営み続け、何かを頼りに(自分でもいい)生き続けている様なものである。

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