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ハッタリの使い方

・私の中学入試の時、面接があった。その面接の前日に、父がポツリと、「他の学校を受けてますか?と聞かれたら、受けてませんと応えるんやで」と言った。私は滑り止めの学校の試験の後の面接の待ち時間に、独り、『その質問がこなければいいのになあ』と、悶々とした気分でいた。そして、いざ、自分の番になると面接官の先生は、いくつかの質問の中で、私の通知簿を見ながら、最後に、「他の学校を受けていますか?」と聞いてきた。私は心の中で、『あちゃ~』と思ったが、ポーカーフェイスで、「受けてません」と応えた。その先生は、書道の先生なのだが、何も言わず、三秒ぐらいの沈黙の後、「では、終わりにしましょう」と言って、私は寂しい気持ちで家路についた覚えがある。・・・今思うに、父は、人生の岐路に立った時には、ハッタリも大切な事だと考えていたのだろうが、当時の私は、嘘をついた事で良心の呵責に苦しみ、見事、翌日の第一志望の学校に落ちて、その学校にお世話になる事となった。

・最近の床屋で、テレビを観ているのか、髪を切っているのか、判らない店があった。テレビを観ながら仕事をするなぞ、言語道断である。また他の店でも、お釣りを払うのにお札の向きをそろえない店があるが、そういう時に私は、これ見よがしに目の前で並べ替える。『これくらいは商売の基本だろうが』とばかりに・・・最悪の場合、客がお金を支払っても「ありがとうございました」とも言わない店も出てきた。お金を稼ぐという事をナメている商売人が増えつつある。経済学の授業で、商売に関しては、大阪の方が東京より上だと聞いた事がある。

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