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ゲーテの耳

・小林秀雄の批評によると、ゲーテは友人にモーツアルトを聴かされると上機嫌だったらしい。しかしベートーベンを聴かされた時には、「こんなもの、芸術でも何でもない。ただ、大衆を驚かせるだけだ。こんなものが全世界で響き渡ったら、世界はどうなるであろうか」と言って、後は鬱々とした沈黙と、独り言を繰り返していたらしい・・・さて、2000年に開かれたシドニー五輪の開会式では、小澤征爾がタクトを振り、全世界で一斉にベートーベンの第九を合唱していた。その時、私は、件のゲーテの言葉を思い出し、非常に嫌な予感がした。それが的中したのか、翌年の2001年の9.11がN.Yで起きた。ノストラダムスの大予言が時間差で当たったのか、私はひどく落ち込んだ記憶がある。本当に辛かった。友人に助けを求めるメールを打ったりして、精神的なカオスから逃げ出したかった・・・あれから世の中は変わり、私から観てみると、インカの暦説ではないが、『人類の進化は肯定できるのか?』という疑問が心から消えない。世の中はますます不幸に向かっている気がしてならないのに、それでも、人は人としての営みを繰り返している事が、自分も含めて、何か滑稽な感じがしてならないのである。

・そういえば、昔、友人が借りてきたAVを入れたまま、ビデオデッキが壊れてしまい、泣く泣くデッキを分解して、テープを取り出し、返したという話を思い出した。「それって、かなり悲惨だなあ」と同情した事がある。

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