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童心

・剣道の授業は、一年間基礎ばかりしていたが、それが済んで、地稽古をやる様になった。すると、新任の若い先生が、「実践では、小手面の時は、多少インチキでも、一本が取れればいい」などと、コツを教えてくれた。また、その先生は、「お前ら、『突き』が足りない」と言って、「突いて、突いて、突きまくれ!!」と仰ったので、生徒も皆、自分よりも格下だと思える相手には『突き』を連発していた(中には、『突き』だけを食らっている奴もいたが・・・)。また、その先生は、柔道の先生と組んで、『格技』なる名目で、個人戦と団体戦を年に一回開く事にしていた。私は、遅刻、欠席の常習犯だったので、出るつもりは無かったのだが、クラス代表に選ばれた。とても名誉な事であった。不思議なもので、学校など嫌いだが、体育だけが唯一の楽しみだった私は、剣道部の知り合いを通じて、潜り込ませてもらったりしていた・・・それまで、自分のクラスの相手には『突き』を打っていなかったのだが、クラス対抗となると話は別である。蹲踞してからの立ち会いで、いきなり『突き』をかました覚えがある。

・母が、総合病院での検査中に足のくるぶしを複雑骨折したので、整形外科に行っていた(四年くらい前)。母は、私と父の到着を待っていたのだが、その時の話の事・・・隣の机で中国人の家族が、多分、交通事故か何かで、ボッタくろうとしていたのだろう、親が二人とも、「やれ、首が痛い、肩が痛い、腰が痛い・・・子供も痛いんだ」と言っている様子だったそうだ。すると、担当の医者の先生が、子供に、「ボク、どこか痛い所あるかい?」と尋ねた所、子供は、「どこも痛くないよ」と、あっさりと答えたらしい。両親もそれを聞いて黙ったそうだが、子供は正直であると、つくづく思った話であった。

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