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『熊谷陣屋』を観て

・映画館で中村吉右衛門の『熊谷陣屋』をやるというので、観に行った。映像とはいえ、初めて観る歌舞伎は斬新だった。三味線などが拍子を打っているのが、昔ながらの芸なんだなと感心した。言い回しに特徴があり、聞き辛い面もあったが、初めて観るのだから仕方がない。タイトルの『熊谷陣屋』ときて、私は平敦盛の事だなとすぐに解った。以前、『平家』を読んだ際の、哀しき物語を思い出した。そこでは、熊谷が敦盛を討ち取り、出家するという話だったが、歌舞伎の『熊谷陣屋』では、脚色されており、観ている途中で、多少、混乱したが、それでも、なかなか良く出来た話だと、感心した。

・山に登ったら、九合目あたりの所が一番疲れる。そこから上か下かを選ばねばならない。これは、人生の岐路と同じ事で、思い切って登った方がいい結果になる事が多い。

・(悲願千人切りで高名な)米長先生が、「最近の若い棋士は、自分の生きている時間のほとんどを将棋に費やす。これでは伸び代がないのではないか」と仰っていたが、それを聞いた私は、『単に自分の悲願千人切りを肯定しているだけじゃねえか』と思い、米長先生は、どれだけ病気を移されたのか判らねえなと思った。また、米長先生が理事長になった日本将棋連盟は、「今から突撃します『ピー』私、中原、今より香車のように突撃します『ピー』」と、品もなく、世間を騒がせた中原がトップに立つよりは幾分マシだ、という程度であったのであろうが、両者共に、五十歩百歩だ。

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