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いつき

・母方の実家がある瀬戸の島の中に、『イツキ』という島があった。貨物船などが通るのを遠くに見ていた・・・それから数年後、中学一年の時、『イツキ』という名字の親近感からか、すぐに仲良くなった友達がいた(彼は性教育もしてくれた)。ある雨の日の教室の窓ガラスが曇っていたので、遊び盛りの生徒の内の数人が、指で絵を描いたりしていた。私が指で、『いつき』と書いた後、始業ベルが鳴り、体育教師のマサが入ってきた。その日はグラウンドが雨で使えなかったので、マサの自己紹介から授業は始まった。一通り終えると、窓の落書きを見て、「お前ら元気だなあ」とか言って、「どれどれ」と懐かしい眼をしながら、落書きを話のネタにしていたのだが、私が書いた文字を見るなり、「誰だ!!『いつき(一気)』なんて書いたバカ野郎は!!お前ら、まだ中一だろう」と、大いなる勘違いをしてくれたのであった。私も名乗り出て、経緯を話そうかと迷ったが、マサ先生の大いなる勘違いの可愛らしさに、何も言えなかった。その頃と言えば、バブル経済が始まった頃であり、とんねるずの『一気』という歌が、一世を風靡していた。ビールなどの一気飲みなども、この頃から始まり、死者も出る中で、流行っていた。私は友人の名前を窓ガラスに書いただけで、決して『一気』を意識していない。ただ、『この先生は、多分、酒好きなのだろうな』と思ったが、その通りだったのが、またおかし。先生にもいろいろいるんだなと、心の中で笑いが止まらなかった。

・あらゆる教養は、好奇心から生まれる。

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