« 『WILD LIFE』 その2 | トップページ | 『WILD LIFE』 その4 »

『WILD LIFE』 その3

 衣装替えが終わり、たしか、『Passion』とか『Flavors Of Life』とかを熱唱していた。彼女がどんな情熱を、現在持っているのか、彼女にとっての『人生の味わい』(まだ観じられる歳ではない)とは何なのかと、ぼんやり考えているうちに、拍手を送っている自分がいた。

 MCは余りなかった。きっと、彼女も相当な決心をして、このライブを開くことにしたのだろう。正直、彼女の一ファンとなって、幻滅し、もう一度、支えてあげようと思った数少ないミュージシャンである。しがらみの様な物も十年も過ぎると、彼女のオリジナルなのである。別に、彼女と話したわけでもない…少なくとも、あの日、私は彼女を認めていた。そして、精一杯の賛辞を送るつもりであった(じゃなきゃ、わざわざプリンスで『いぬ派』の私が『KUMA』のTシャツに着替えるはずがない)。家には、ミニダックスの弥吉君がいるのだ。

 そこから一気に、『Automatic』で盛り上がり、私も腕を上げて歓声を送った。そして、呼吸を整えるためのMCの間、彼女が、「贈る言葉を思いつかない」と言ったら、会場から、「ヒッキー!!歌うまいね!!」とのヤジが飛んで、みんなが拍手した。すると、「私がおばさんになっても、ヒッキーと呼んでくれるかな?」との問いに、拍手が起こった。そして、再びピアノに座り、マイクをセットして、『First Love』を歌ってくれた。会場は最高に盛り上がっていた。私はCDやDVDでは彼女の音楽を聴いていたが、ライブでこれだけ気合いが入った歌声は想像していなかった。『歌姫』と言ってしまえばそれだけなのだが、何か違う気がする。彼女には、ユーモアのセンスがあるのだ。遊び心と言ってもいいと思う。 

 そうそう、彼女が途中で、「バッテリーが切れてきたから、チャージしたいな」と言って、『ぼくはくま』を歌っていた。私は口パクでなぞっていた(笑)。 (つづく)

|

« 『WILD LIFE』 その2 | トップページ | 『WILD LIFE』 その4 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521582/54007416

この記事へのトラックバック一覧です: 『WILD LIFE』 その3:

« 『WILD LIFE』 その2 | トップページ | 『WILD LIFE』 その4 »