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楽しい飲みだった その1

 大学時代の友人と、久々にサシで飲んだ。場所は都内某所。彼は何日か前に電話した時に、「俺の思考ルーチンを完璧に見抜いている奴がいるんだよ。俺がいつ怒るかまで見抜いている」という電話をもらい、私はえらく心配していた。彼が積み上げてきた人生のセオリーが崩れるのではないかと。

 気を遣いながら、世間話から始めて、お互いに酔ったとこら辺で、私が外側から、その話に近づける様にした。そして、いざ、肝心な部分になると、私は迷わず切り込んだ。すると、友人は、「俺の周りにそんな奴いたかなあ…ヒントをくれ」と話すので、私は驚いたと同時に、状況説明をしたら、彼は思い出した。何とそれは、彼の娘さんの話だったのである。私は、安心し、二人して、大きく笑った。とんだ私の杞憂だった訳である。そこからは話が弾んだ。ついでに、彼用にスペシャルアレンジ(私が赤線を引きまくったこと)をした『呻吟語』を渡した。

 それからは、いろんな話題が飛び交ったが、長女の小四になる娘さんが、昔、私が通っていた塾に通っていることを聞いた。今でも続いている風習は、たくさんあった。私が700円のケーキに釣られて、塾通いした頃の話や、競争主義を小学生の頃から押しつけるのは、よくないな、などという話になった。私の頃にはなかったが、宿題なる物もあるらしい。それをやりたがらないそうだ。私は、その塾に通う、メリットとデメリットを深く解説した。そして、教育って、どこら辺でバランスを取るかが難しいな、という話になった。

 彼には言い忘れたのだが、私の親父は、塾から帰ってきた私を、いつも、麻雀などの遊びに誘ってくれた。それから何十年か経ち、ある時、私は父に聞いたことがある。「母さんは毎日勉強しろって言ってたのに、なんで父さんは何にも言わなかったんだ?」と。すると父は、「両方の親がそんなこと言ったら窮屈やろ」と応えてくれた。しかし、私は、父に勉強を教わったことはない。一度も。その代わり、博打の作法だけは、きっちり仕込まれた。

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