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福井でのボランティア その3

 「あの~ボランティアの方ですか?」と聞くと、白髪のおじさんは、「そうだよ」と応えてくれた。私が、「お一人で来られたんですか?」と聞くと、「うん。女房とは離婚した。僕は元々、産婦人科医だったんだけど、躁病になっちゃってね、これから薬を飲むんだ」と穏やかな口調で話された。私は、悪いことを聞いたな、と思い、自分の神経衰弱の持病について話してから、どの地域がどうなっているのかを伺った。すると、川が氾濫した所だけではなく、戦国時代の朝倉氏の遺跡があった、一乗谷の方がもっとひどく、壊滅状態だと聞いた。ひどい所は自衛隊がやっていることを、教えて頂いた。そしてそっちに向かうバスもあるよ、とも教えて頂いた。お休みなさい、と声を掛け合って、自室に戻り寝た。

 翌日、朝食にバナナを食べてから、本部に行った。すると、私を含め四人で、川沿いの民家へ向かう事になった。そこは、昨日ほどひどくはなかったが、四人なので、一日掛かりだった。その時ご一緒した、おじさん達三人は、尼崎の市バスの運転手さん達で、わざわざ有給休暇を取ってまでボランティアに参加していた。私が驚くと、阪神淡路大震災の時に世話になったからなあ、と言って、会社に報告するためだろう、私と一緒にいる写真を撮っていた。後で気がつくのだが、福井のボランティアでは阪神淡路大震災を体験した方の比率がものすごく高かった。

 宿に戻って、風呂に入る時に、フロントで貴重品を預けていたのだが、最初は毎回封筒を替えていたのだが、感じのいいホテルマンの方は、もう覚えました、と顔パスにしてくれた。少し腰に違和感を感じ始めていた私は、ゆっくりとお湯につかった。

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