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福井でのボランティア その1

 大学時代の友人が我が家に遊びに来てくれた時、大学の試験前なのに、阪神淡路大震災のボランティアに行ったことを聞いた。何故、行ったんだい?と聞くと、以前、旅行で神戸に行ったことがあり、好きな町だったからだ、と彼は応えた。私はたったそれだけの理由で行った彼を尊敬したし、あの時、何故、自分にはいけなかったんだろうと悩んだ。神戸は父の実家がある街でもあるし、私も日本で一番好きな街であったからだ。

 それから、私はボランティアというものに興味を持ちだし、時間とお金と機会があれば参加したいと思う様になった。条件がそろうまで、かなり時間が掛かったが、ある年の夏、新潟が大洪水だとニュースで知った。私はシャベルや長靴、カッパなどをそろえ、旅支度を始めた。さて、車で出発するかという断になって、新潟の洪水は引き始めたと聞き、肩を落とした。しかし、今度は、福井の街が大洪水になったと聞いた。ネットでボランティアの情報を集めようとしても載っていなかったので、本屋で福井県の地図を買って、迷わず私は車で飛び出した。

 遠いので、途中の高速のS.Aで一泊した。次の日、福井の街中を走っていたが、土地勘がないので、とりあえず、駅に向かった。そこで情報を聞き出し、災害対策本部の場所を聞いた。迷わずそこに向かい、学校のグランドを使った、大きな駐車場に車を駐め、事情を色々と聞き、名前を登録すると、送迎バスがあるので、とりあえず今日は、午後から参加して頂けますか、と言われた。同時に、市内のホテルが、ボランティアに参加している人は、一律素泊まりで3000円の料金設定にしていることを知った。肉体労働であるし、洗濯もしたかった私は、時間もあったので、その日の宿を探した。一軒目は満室だったが、二軒目は、OKとのことだった。ボランティアのバッジを見せると、感じのいいホテルマンの方からお礼を言われたが、まだ何もしてません、これからです、と言って、午後からの作業に備えるべく本部に戻った。

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