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在る検問での会話

 卒論のデータが入っていたノートを、電車にザックごと忘れてしまったが、見つかったとの知らせ。ザックを取りに、駅に向かっていた時、お袋も用があるというので、一緒に乗っていた。すると、走り慣れた道で、ホイッスルを鳴らされ、『止まれ』の旗で誘導され、訳が分からず車を降りた。ちょうど季節は冬、師走の出来事だった。

警官A:「はい、ここに車駐めて。お宅ここの道の制限速度解ってる?」

私:「60Km/h じゃないんですか?」

警官B:「40Km/hだよ。免許証見せてちょっと来てくれる?」

警官C:「20Km/h違反で罰金だ。この調書にハンコ押してくれる?」

私:「たかが20Km/hで捕まえるのかよ。お前は、1Km/hでも違反しないんだな」

警官D:「違反は違反なんだよ!!」

 その時、三台の車が同じ道を80Km/h位で、轟音を鳴り響かせ通り過ぎてゆく。

私:「おい!あいつら捕まえねーっていうのはどういうことだ?明らかに俺より違反が多いいじゃねえか」

警官C:「うるせえ!!お前がここにハンコ押しゃ済むことなんだよ!!」

私:「そんな言い方があるか!!あいつら捕まえてから俺に文句言えよ」

警官C:「・・・」

警官D:「ここにハンコつかなきゃ、裁判所行きになるぞ」

私:「うるせえ。お前らの冬のボーナス査定のためにハンコ押すわけ無いだろ。汚ねえ真似しやがって。やるんなら、さっきの三台も含めて、全部やれよ」

警官D::「押さないと、裁判所行きだって言っているのがわからねえのか、この野郎!!」

私:「送りたきゃあ、送れよ。でもな、こっちはお前らが考えているほど暇でもねえんだよ」

警官C:「だったら押せ」

私:「あいにくハンコがねーんだよ。それを取りに駅に向かってんじゃねーか」

警官D:「だったら、指紋を捺印するだけでもいい」

私:「指が汚れるじゃねーか。拭く物あるのか?」

警官C:「ウエットティッシュを貸してやる」

私:「そんなもんで落ちるか!!これ、人間が舐めたら有害なんだぞ。お前らなんか保証なんかしてくれないだろうけどな。それから、ここの取り締まり、民間の家電売り場の駐車場使っているみたいだけれど、俺は、二度とここでは買わないからな。知り合い全体にもネズミ算式に伝えておいてやる」

 私は渋々捺印し、車に戻った。悔しいので、車の中で指を拭いた。待たせたお袋に、申し訳ない、と言って、駅に着くと、探していたリュックがあった。これでやっと卒論のグラフが描けると思った私は喜んだ。半年後、原付で走っていたら、その店は潰れていた。

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