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名医とヤブ医者

 昨日は、就寝時間が遅めだった。というのも、母の不満を聞いていたからである。何でも、耳鼻科で突発性難聴(風邪とは関係ないらしい)を治すつもりなら、かかりつけの医者に、きつい睡眠薬をもらいなさい、と言われたそうだからだ。私は、「それはおかしい。耳の病気で、何で睡眠薬をもらえと言われるんだ。そいつは睡眠薬を飲むと、飲まない時に不眠症になるリスクを解って言っているのか。大体、何で耳鼻科の医者が、睡眠薬をどうたら言うんだ?そんなのヤブ医者だ。今度俺が一緒に行って、ボロカスに言ってやろうか?」と言うと、母は、「気にしてないからいいよ」とだけ言った。私は腹が立って、なかなか寝付けなかった。悔しいので、せめて母の傷を癒してあげたいと思った。そんなクズ医者など、どうでもいいと考える様にもなった。

 一方で、名医もいる。現在、私が通っている神経科と整形外科の先生は名医だ。神経科の先生は、何より誠実である。整形外科の先生は、私も救われたが、友人の命を救ってくださった。小学生の頃からのつきあいで、一緒にプールに通ったりしていた。その時、彼の背中には大きなほくろがあった。それから数年、お互いに高校生になった頃、バドミントン部の彼は、背中を痛め、整形外科に行った。すると、その先生は一目見るなり、彼の背中のほくろが気になったらしい。念のため紹介状を書くから、総合病院で観てもらいなさい、と指摘されたそうだ。

 それから間もなく、彼は総合病院に行ったらしいが、あと一週間遅かったら、命に関わる所だったらしい。また、彼は、がん体質との診断を受けたとのこと。それから彼は性格が変わった。いい方向へ。そして、彼は、「俺は結婚しない」と言う様になった。私の部屋で飲む度に、本当にお前を愛してくれる人が現れるから、馬鹿なことは考えるな、と言っていたが、三十前のことか、彼が僕の部屋に来て、「ごめん。俺、結婚することになっちまった」と言った時には、驚いたけれど嬉しかった。裏切り者パンチを冗談で彼の胸に当てた。

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