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自分からパンチを打て

 これは以前にも書いた内容かも知れないが、重要なことなので、綴ってみる。大学時代に、中・高・大と一緒の友人がいた。私は、彼とよく遊んでいたのだが(今でも年賀状は出している)、ある時大学のキャンバスのベンチで話していたら、友人のクラスメイトがやって来て、友人の隣に座り、「おい、ホストのバイトやんねーか?」と、もちろんギャグなのだが、そいつなりに精一杯のジョークを飛ばす奴がいた。私はその男の持っているムードに惹かれた。友達になりたいな、とも思ったが、その時の私には、パンチを打つ勇気がなかった。

 そいつと友人とは、クラスとの仲間との関係が深く、話しかけづらかった。しかし、そいつ以外のクラスメイトは、みんな学部で文系就職してしまった。そいつは院にいったから、ひとりぼっちになってしまった。大学院の後期の授業で一緒になる機会があったのだが、退屈な授業を面白くするために、私は必死で聞いていた。少しでも疑問点があると、黙って手を挙げて、質問した。すると後ろから、そいつも質問した。結局、先生を質問攻めにして、授業を楽しくしていた。そいつが欠席している時に配られたプリント類なども、二部づつ取って、後日に、そいつに渡していた。工場見学などもあり、その頃にはすっかり、そいつとは仲良くなっていた。我が家に遊びに来てもらった事もある。

 その頃の私には、心を割って話せる友人が何人かいた。私は、そいつと深い話などもしていたのだが、私以外にそういう話が出来る大学時代の友達はいない様子だった。才能がある奴に、そういう友人がいないのはもったいないと思った私は、自分の親友達の席に招待した。初めは一人から、そして仲間全員に紹介した。すると、そいつは精一杯に自分を売り込んできた。そいつなどと書いてしまったが、今やもう、立派な親友である。こないだの夏の会は、海外出張で来られなかったが、今年の新年会では、三田で会議があったものの、一時間半の休憩時間にタクシーをひろって、一時間だけでも参加してくれた。みんなとの会合を、そこまで大切にしてくれているのは有り難いことだし、何より彼が楽しいのだろう。みんなに紹介して良かった。

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