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映画『アウトレイジ』を観て

 『アウトレイジ』とは、『極めつけの悪』という意味らしいが、それぞれに個性はあるものの、全員が悪人といういう事は間違いがなかった。いろんな俳優が個性的なヤクザを演じる中で、マル暴対策の刑事までもが、ヤクザとつるんでいて、ことごとく悪人だった。そんな中での罵り合いなども、迫力があったが、殺し方にもインパクトがあり、さすがR15指定の映画だと思った。北野武監督の映画を観たのは、『HANABI』以来だったが、作風がまるっきり異なっていた。ヤクザ映画をエンターテイメントにしてしまう実力というのも凄い。それでいて、リアリティーがあるのは、脅し方や殺し方の表現に依るものだろう。

 私が観ていて、こんなにたくさん殺し方があるのかということにも驚いた。メインは拳銃だが、殴り殺したり、マシンガンをぶっ放したり、手榴弾を使ったり、紐を使ったり…と結構、グロテスクな面もある。

 物語は、弱小の村瀬組がやっている、ぼったくりバーに、たけし率いる大友組が、上からの命令で、組の若い者をわざと行かせ、いちゃもんを付ける所から始まる。たけしの大友組は、山王会やその下の池元組という組織の下に属しており、汚い仕事はすべてたけし率いる大友組が行う。それを契機に抗争が始まり、『アウトレイジ』たちは次々と滅びてゆく。

 しかし、この映画のパンフレットは良くできている。700円でこれだけの内容のものなら、納得が行く。読んでみると俳優さん達がみんな北野武監督をリスペクトしており、その逆も成り立っている。だから、チームワークが良い。また、映画の冒頭で出てきたと思われる料亭のCMを載せている所にも感心した。

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